「慣れ」とはよく使う言葉ですし、みなさんもよく知っている言葉だと思います。
でも、私にはちょっと特別な意味合いも持っています。
「慣れ」とは、人間の防衛本能です。
環境に適応しようとする力。
辛い状況でも、それに耐えられるように気持ちを楽な方に整理する力。
逆に、楽な環境が楽しめなくなる、これも慣れ、です。
良くも悪くも、慣れ、とは人間には欠かせない本能です。
それでは、うつ病の場合での「慣れ」はどういった位置づけになるのでしょう。
うつ病の発病の原因として私は二つの例を挙げて見ます。
一つは「慣れ」からのの脱却。
これは、今まで通常にできていたこと、つまり慣れていたために続けられていたことが急にできなくなった時のことを指します。
私の場合は、これが典型例でした。
一年間、23時まで仕事をすることに慣れて、なんとか仕事を続けることができていましたが、ある時、それに疑問を抱き始めたのです。
他の人は18時には帰って、自由な時間がある。
それを目の当たりにしてしまったため、それまで「慣れ」ていた通常の業務だと思っていたことが苦痛に感じはじめたのです。
二つ目は「慣れ」ることができなくなってしまったため。
これは、いくら人間の防衛本能として過酷で辛い環境でもなんとか慣れようとしても、限界が来てしまったことを指します。
人間には肉体的にも、精神的にも、一人一人、キャパシティはあります。
これの限度を超えてしまったため、崩れてしまった、そうしてうつ病を発病してしまった、ということも聞きます。
もちろん、最初から「慣れ」ることができなくなってしまうパターンもあります。
いつまでたっても慣れない職場、環境、それで溜まってゆくストレス。
「慣れ」ることができないパターンとしても、うつ病の発病として十分に考えられます。
また、うつ病の「慣れ」として、一番怖いのが「うつ病の辛さに慣れてしまう」ということです。
うつ病の辛さですら、防衛本能が働いて辛さを緩和してしまうのです。
辛いかどうかもよく分からなくなった、この状態が一番危険です。
無気力とはまた別の感覚です。
辛いと思えるうちは、まだSOSを出すことができます、助けを求めることができます。
しかし、辛いことに「慣れ」てしまうと、自分が辛いことが分からないため、助けを求めることができなくなってしまいます。
辛い、ということに気付かずに、いつの間にか最悪の結果を招いていた、そういう可能性もあります。
一人で抱えこんではいけません。
うつ病において「慣れ」とは、自分の主観の感覚であり、「自分では絶対に気付くことができない」感覚なのです。
いくら客観的に自分を見てみても、絶対に本当の自分の状態は分かりません。
世の中は、相対的にできています、絶対的なものはありません。
ですが、統計や傾向というものは存在します。
一人で抱えこんでしまっていては、一般の感覚よりも相当低い位置に、相当辛い位置にいることに気付くことができません。
第三者に見てもらわなければ分からない自分、それは必ずあるのです。
「慣れ」てしまうことで、自分が本当に辛いかどうか分からない人もいると思います。
「慣れ」てしまっているので、辛くないのだから。
一人で抱え込まないでください。
他の人に、自分のことを見てもらってください、手遅れにならないうちに。
調子がいい時でも、自分のことを見てもらってください、感覚が麻痺してしまっていないかを確認するために。
良くも悪くも、「慣れ」は人間の防衛本能です。
今一度、自分の状況を他の人と一緒に見直してみましょう。
きっと、よりよい見方ができるはずです^^
2008年03月22日
【うつ病】「慣れ」について
2008年03月10日
【うつ病】ブログ療法の勧め
ブログ、もう最近では世間的にも浸透しているインターネットのコミュニティです。
そこで、今回は以下のブログを紹介します。
「“うつ”に悩む方々のためのブログです 」
http://blogs.yahoo.co.jp/utunahitohodotuyokunareru
これは「うつな人ほど強くなれる」という本を書かれた野口先生のブログサイトです。
ここでは「ブログ療法」について紹介されています。
http://blogs.yahoo.co.jp/utunahitohodotuyokunareru/26645849.html
要は、ありのままの自分の日記を書いて「気持ちを整理する」ことです。(という趣旨が大きいと思います)
また、ブログなので、他の人が見て、アドバイスや共感の気持ちをもらえることもできます。
かくいう私も、一時期は日記をつけていました。
一日の出来事、気持ち、全てを。
ただ、それは公開することなく、あくまで自分の中だけでの日記ではありましたが。
たった数行の日もあれば、百行以上日記をつけてしまう日もありました。
でも、そうして文章に記していくことで、実際に安定し、心境の変化を自分で客観的に追うことができました。
そこで、このサイトを知り、私も登録して最近はブログをつけ始めています。
向こうのブログとしては「うつ病患者である自分のためのブログ」
ここのブログでは「うつ病患者に向けてのブログ」
として区切りをつけていこうとも考えています。
ちなみに、ここではYahooブログが利用されています。
Yahooではブログの他にメール、アバター、ゲームなど、登録すれば他の様々なサービスを受けることができます。
まずは、上記のサイトにアクセスしてみて下さい。
うつ病に対する様々な情報がきっと、役に立てると思います。
そして、自分もブログを作成しようと思ったら、チャレンジしてみましょう。
自分の療養のため、自分の病気のため、チャレンジしてみることは大切なことです。
私もここでブログを設置しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/midori_green2482
また、Yahooメッセンジャーも利用しています。
メッセを登録したい場合は「midori_green2482」で検索をかけて、探してみて下さい。
ブログの作り方、登録の仕方、メッセの使い方、私はある程度慣れているので、気軽に聞いて下さい^^
そもそもブログってなに?Yahooメッセンジャーって何?という質問でも構いません。
「できる時に」「自らの足で」一歩を踏み出し、徐々に、ゆっくり、療養できることを願って、紹介しました。
2008年02月29日
【うつ病】うつ病と現実、「逃げる」こと
うつ病は、辛いこと、苦しいこと、負の感情をそのまま直球で受けてしまいます。
また、いくら気にしないようにしても、ちょっとした些細なことで傷つき、引きずってしまうのもうつ病です。
だから、「逃げる」こと、これがうつ病には大きなキーワードとなります。
本当に辛い時、単純に、その辛いことから逃げてしまうのが一番の治療であると思います。
人から辛いことを言われた → しばらくその人との間に距離を作る
仕事に行くのが辛い → 休職を申し出る
家族と居るのが辛い → 一人の時間を作る
ですが、こういった例でも、現実を考えると難しいところがある場合が多いです。
単純に「逃げる」ことができない場合の私なりの対応方法を少し書いてみます。
人から辛いことを言われて落ち込んでしまったら、その人としばらく距離を置く方がいいと思います。
一度辛い言葉を投げられると、ほんの些細なことでも辛いことを言われているように感じてしまうことが多いと思います。
家族や上司など、どうしても関与せざるを得ない相手の場合は、意識して事務的に対処するなども一つの手です。
その人に深入りする期間を減らすのです。
辛い言葉を引きずり、次何を言われるか不安になる、それが症状です。
対応のとりかたを工夫して「うまくかわす」ことが大事だと思います。
いずれ回復してきたら、自然と上手な付き合い方ができるはずです。
それまでは、辛いことから「逃げる」ということを治療と考えて対応していくのがいいと思います。
仕事に行くのが辛い、過労で頑張ることに疲れてしまった、など、できれば医師の診断の元、休職をとるのが一番であるとは思います。
ですが、責任の重い仕事をまかされていたり、経済的に仕事を休むわけにはいかなかったり、といった事情もある方も多いと思います。
うつ病と闘いながら仕事をせざるを得ない方も多いのが現状です。
その場合には、プレッシャー、ストレスの元となることを「うまくかわす」ことで症状の緩和ができれば、と思います。
うつ病にかかりやすい人は、「責任感が強い」「一人で抱え込もうとする」「無理をしてしまう」「断れない」などが挙げられます。
例えば、仕事を引き受ける時にも「できます」とはっきり言わないことが大切かもしれません。
素直に「できます」「分かりました」と言ってしまうと、頼んだ方は責任を全て、頼まれた人に投げることになります。
そこで、「慣れてないので時間かかるかもしれませんが、やってみます」「今、他の件を頼まれているので、余裕があれば見ておきます」
こういったように、「一人で抱え込まないで済むような雰囲気」を作っておくことで、多少、責任感は薄れると思います。
また、いつでも仕事を引き継げるように日ごろから準備をしておくこともいいかもしれません。
もし、どうしても仕事をすることが無理になった場合、自分の仕事をためこんだままで倒れてしまえば、それだけ罪悪感が大きくなっていきます。
自宅で療養していても、仕事の引継ぎの電話が頻繁にかかってきて、休めるような状態になれない、どんどん悪化してしまう場合もあります。
また、引継ぎの準備をしておくことで、もし何かあっても大丈夫だ、という多少の安心を得られると思います。
家族と居ることが辛くてうつ病になってしまうケースも多く見られます。
過去のトラウマや、モラルハラスメントなどでうつ病に陥ってしまう方も多いです。
ですが、同じ家に住んでいる以上、必然的に一緒に居ることになります。
ここで一番大事なのは、「一人の時間を作る」ことであると思います。
原理としては、「辛い空間から逃れる」という意味合いになります。
一人の空間を作ることは、療養の大事な時間となると思います。
どうしても家で一人の空間を作れない場合、外出してネットカフェや図書館などでしばらく過ごすのもいいかもしれません。
外出は辛いかもしれませんが、一人の空間を作る、という治療には効果として大きいと思います。
いくつか例を挙げてみましたが、これらはあくまで理想論です。
実際にはこのような対処も無理な状況の方も多いと思います。
あくまで方法の参考として読んでもらえれば幸いです。
ですが、やはり、辛いことから「逃げる」ということがうつ病の一番の治療であると考えています。
自分なりの「うまくかわす」方法を探すことが、回復に繋がると思います。
2008年02月25日
【うつ病】「ま、いいか」
うつ病の方の傾向として、言わなければよかった、やらなければよかった、という後悔を経験している人は多いと思います。
「こんな相談して迷惑かけちゃったかな・・・」
「今日は外出する予定だったけど、できなかったな・・・」
「電車に乗るとみんな、私のことを見てなにか悪口言ってないのかな・・・」
こういった感じで、どんどん悪い方向へ物事を考えてしまう、そんな傾向があると考えられます。
だから、こういったことに対して「ま、いいか」と思えるようになると気持ちが少しでも変わりますよ。
「こんな相談して迷惑かけちゃったかな・・・まあ、相手は『どういたしまして』って言ってくれているし、いいか」
「今日は外出する予定だったけど、できなかったな・・・まあ、今日はちょっとそんな気分じゃなかったし、いいか」
「電車に乗るとみんな、私のことを見て悪口言っているのかな・・・ま、いいか、もう会うこともないんだろうし」
という具合です。
おまじないのように唱えてみてはいかがでしょう。
それで少しでも気が紛れるのであれば、「ま、いいか」の効果は出ていると思いますよ。
気にしすぎる、これがうつ病の方には強くある気持ちです。
そこから気分が落ち込んでいって、辛い思いをする方が多いと思います。
だから、おまじないのように「ま、いいか」と少し気楽に考えてみましょう。
気休め程度かもしれませんが、徐々に慣れていくと思いますよ。
「本当かな・・・ま、いいか、試してみるか」
ちょっと騙されたと思って試してみて下さい。
少しでも気が楽になれますように^^
